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紙器分野における環境への取組み

2021/07/30

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昨年より様々な業界のお客様より多くの関心いただいておりますSDGsを発端とした持続可能な環境対応への紙器分野における取組みについてご紹介させていただきます。

我々紙器メーカーが環境対応面でご提案できる内容は色々あります。
紙器を構成している材料面として大きくは、用紙、インキ、コート剤(ラミネートフィルム等)があります。それぞれにおいて環境に配慮した材料のご提案が可能です。

まず、用紙についてですが、古紙を再利用する再生紙が一般的ですが、背景にはリユースを繰り返す事による品質劣化やCO2排出量といった問題があります。そこでクローズアップされるのが「FSC森林認証紙」です。「FSC森林認証紙」とは管理された森林木材から作られた紙の事で森林そのものを資源と捉え資源循環型の社会形成を目指す取組みの一つとなります。また、主成分にパルプを用いない非木材紙といったカテゴリの用紙もあり様々な取り組みが展開されています。

次にインキについても環境対応型インキとして様々な取組みがされております。植物由来の資源から成分を抽出して製造した「バイオマスインキ」、植物油インキの「ベジタブルインキ」、石油系溶剤を全く含まない「ノンVOCインキ」があります。一方、印刷方式では、UV印刷、水なし印刷などが環境対応型の印刷方式として挙げられます。

コート剤(ラミネート)の分野ではフイルムからコート剤へのスイッチやフイルムでも従来のPETやPPといった化成品ではなく天然素材が主原料のセロハンによるラミネートが普及しつつあり、環境対応に敏感なEU圏では切替が急ピッチで行われています。

今回は弊社が得意とする紙器分野における環境対応へのご提案について簡単に紹介させていただきました。各材料によって商品に表示できるラベルもあります。もっと詳しく知りたい!や自社製品で環境面のPRについてぜひ相談したい! 等ございましたら担当営業若しくはお問い合わせフォームでご一報ください。

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